「子どもが独立した今、親にできることは?」

人間関係と家族のヒント

「親としての役目は、終わりじゃなかった」

子どもが独立したあと、
ぽっかりと心に穴があいたような感覚を覚えたことはありませんか?

・部屋が静かすぎる
・つい子どもの近況ばかり気になる
・「もう親としての役目は終わった」と思ってしまう

そんなふうに思うのは、あなただけではありません
実は私自身も、その思いを抱えていたひとりです。

でも、あるとき気づきました。
「親の役目って、形を変えて続くものなんだ」と

この記事では、そんな気づきとともに
今、子どもと離れて暮らす私たちができることを、
体験談をまじえてご紹介します。

「子どもが巣立ったあと、私は何をすればいいの?」

50代、60代にさしかかると
子育てのゴールが見えてきます。

・毎日のお弁当作り
・学校行事への参加
・反抗期との格闘

いつの間にか、すべてが「過去のこと」になっていく

最初は「ホッとした」と感じても
ふとした瞬間に、さびしさや空虚感が押し寄せてくることがあります。 私自身、2人の娘が成人し家を出てから、
「自分って、何のためにいるんだろう?」と感じる日々がありました。

今だからこそ始められる「親としての3つの関わり方」

独立した子どもに対して、
私たちにできることは、まだまだたくさんあります。

とくにおすすめしたいのは、次の3つです。

「見守る親」になる

子どもが自分の足で立っている今だからこそ、口出しは控えめに

でも、いざというときに「いつでも味方でいるよ」と
伝えられる距離感を保つのがポイントです。

・LINEでたまに「元気?」と聞くだけ
・誕生日にメッセージを送る
・帰省のタイミングで話を聞く

見守る親”は、子どもに安心を与えます。

「学び続ける大人の背中」を見せる

親が自分の人生を楽しんでいる姿は、子どもにとって大きな刺激です。

・新しい趣味に挑戦してみる
・地域の活動に参加する
・資格や学び直しにもチャレンジ

あなたが前向きでいることで、子どもも
「親って、けっこう楽しそうだな」と思えるかもしれません。

「自分の居場所」をつくる

子育てが終わったあとの人生は、第2のスタートラインです。

・友人とのつながりを深める
・パートやボランティアで社会と関わる
・家族以外の人間関係を育てる

親としてだけでなく、ひとりの人間としての居場所を持つことで、
心にも余裕が生まれます。

娘が独立、でも新しい命と向き合って気づいたこと

私は1度目の結婚で娘が2人いました
2人とも無事に成人し、それぞれの道を歩いています。
一緒に暮らしていたころは、ぶつかり合うことも多かったですが
離れて暮らす今、あの時間がいかに大切だったかを実感します。

その後、再婚し、今は幼稚園児の息子と暮らしています。
50代になってからの子育ては、体力的にも正直きついです。

そして、私はいま無職です。
まだまだ働かなくてはいけない状況にありますが、
この生活の中で改めて感じたことがあります。

それは、
**「親って、何歳になっても成長できる」**ということです。

新しい命と向き合う中で
娘たちへの接し方や、言葉のかけ方にも変化が出てきました。

過去の失敗も、いまに活かせると実感しています。

子どもが安心する親の5つの特徴

独立した子どもにとって、こんな親でいてくれたらうれしい、
と思える特徴をまとめてみました。

  • 過干渉しないが、見守ってくれる
  • 自分の人生を楽しんでいる
  • いざというとき頼りになる
  • 時代の変化に柔軟である
  • 「ありがとう」や「ごめんね」が言える

どれも完璧にできなくても大丈夫です。
少しずつ、気をつけるだけでも親子関係は変わっていきます。

親の役目は、これからが本番かもしれません

「もう親の役目は終わった」なんて、誰が決めたのでしょうか?

子どもが自立したあとも、
私たちは、親としてできることを、たくさん持っています。

見守ること
自分の人生を楽しむこと
そして、いつでも帰ってこられる場所を用意しておくこと

それが、“今”の親の大切な役割なのかもしれません。

あなたも今日から
新しい親のカタチを、一緒に見つけていきませんか?