寝つきが悪い夜に…60代からの快眠術

健康と暮らしのヒント

眠れない夜に心当たり、ありませんか?

夜中に何度も目が覚める。

布団に入ってもなかなか眠れない。

そんな悩み、60代になると多くの方が感じているのではないでしょうか?

「眠れない」と悩むこと自体がストレスになってしまい、さらに悪循環に陥る。

これは決してあなただけではありません。

私自身、50代後半になってから、夜中に何度も目覚めることが増えました。

原因は年齢のせいだけではないと、身をもって感じています。 この記事では、そんな睡眠の悩みに向き合い、60代からでも実践できる快眠習慣をご紹介します。

眠れない原因はひとつじゃない

まず知っておきたいのは、「眠れない理由はひとつではない」ということです。

人によって異なりますが、代表的な原因は次のようなものです。

● 身体的な要因

  • 加齢による睡眠リズムの変化
  • トイレが近くなることによる中断
  • 痛みや不快感による目覚め

● 精神的な要因

  • 生活リズムの乱れ
  • 孤独感や不安感
  • 将来や家族への心配

● 環境的な要因

  • 室温や湿度の不快感
  • 寝具の不一致
  • 騒音や光の刺激

これらが複合的に重なって、睡眠の質を下げている可能性があります。

いますぐできる!快眠のための5つの習慣

ここからは、私自身も試して効果を実感した、実践的な快眠習慣をご紹介します。

起床・就寝時間を一定にする

体内時計を整えるためには、同じ時間に起きて、同じ時間に寝ることが大切です。

休日も極端な寝坊は避けましょう。

夕方以降のカフェイン・アルコールを控える

カフェインは午後4時までに、アルコールも控えめに。

「寝酒」は眠りを浅くすることが多いです。

湯船につかって体温リズムを調整

就寝の90分前に38〜40度のお風呂に入るのが効果的です。

体温が下がるときに眠気が訪れやすくなります。

スマホやテレビは寝る1時間前まで

ブルーライトは脳を覚醒させてしまいます。

読書や音楽など、リラックスできる時間に切り替えましょう。

寝室を整える:香り・光・音

  • ラベンダーなどの香りを活用
  • 間接照明で落ち着いた明るさに調整
  • 静かなBGMや自然音も効果的

息子に学んだ「眠る力」

50代後半に差しかかったころ、夜中に2〜3回は目が覚めるようになりました。

原因は、日中の仕事のストレスやスマホの見すぎかもしれません。

でも、あるとき気づいたんです。

「息子はなぜあんなにスッと眠れるのか?」

答えは単純でした。

寝る時間が毎日同じ。

お風呂に入って、ご飯を食べて、遊んで、お話して、電気を消して…

「眠るまでの習慣が、きちんと決まっている」んですね。

それを見習って、私も生活リズムを整えるようにしました。

結果、驚くほど夜中の目覚めが減ったんです。

年齢に関係なく、習慣が睡眠を左右するんだと実感しています。

さらに深堀り!睡眠の質を高める+αの工夫

次のような+αのアイデアも取り入れると、より睡眠の質が上がります。

● 呼吸法・瞑想

眠る前に「4秒吸って・7秒止めて・8秒で吐く」呼吸を数回。

これだけで、副交感神経が優位になり、体がリラックスします。

● 足元の温め

足元が冷えると眠りが浅くなります。

湯たんぽや足湯などで温めると、入眠がスムーズになります。

● 空間のエネルギーを整える

信じるかは人それぞれですが、空間を整えると心も落ち着くとよく言います。

観葉植物を置いたり、パワーストーンや香りで空間を整えるのもおすすめです。

眠れない夜が、癒しの時間になるように

眠れない夜は、誰にでもあります。

でも、そこであきらめずに、小さな工夫を積み重ねることが大切です。

今夜からできることを、ひとつでも取り入れてみませんか?

あなたの夜が、静かで深い癒しの時間になりますように。